事前に予防

私達が子供の頃の歯科といえば、学校での虫歯の点検と、その虫歯の治療が思い出され、虫歯の痛みと治療中の痛みで、どちらかと言えば敬遠する存在であった。歯科技術の進歩によって、痛み止めをして治療が出来るようになり、歯科医のイメージも変わり、早めの虫歯治療に行くようになった。それと共に、歯科医で歯磨きの指導等日頃の手入れ方法等を具体的に指導してくれるようになった。治療から予防へのサービス化への移行がなされた。以前は、高齢化と共に、入れ歯治療が多かったが、最近では自分で使える歯を80歳で20本以上残そうと、歯そのものより、歯を支える歯茎等の病である歯槽膿漏を予防する為に定期的な歯垢除去も行われるようになってきている。

経済的に豊かな社会になってくると、歯そのものの機能維持の他にも歯科医に求められる要望も変化してきた。特に女性は美しさの追求に関心を持つようになり、それが歯並びとがホワイトニング等美容に拘わる分野まで拡大してきている。更に治療分野は歯を支える歯茎からその土台である顎の骨格部分にまで至るようになり、外科的要素が加わり、口腔外科が盛況を浴びるようになってきている。この様にニーズの高度化、多様化によって、新しい技術を習得していくには、歯医者さんも大変な時代になってきたと言える。インプラント等については、未熟故の問題も発生してきているようである。歯科医も自分の得意分野を確りと見極め、其々の連帯性を深めて、顧客ニーズの高度化、多様化に対応していく時代になってきている様に思う。